2017年11月8日水曜日

アデライン、100年目の恋 2015 アメリカ

監督:リー・トランド・クリーガー
出演:ブレイク・ライヴリー ミキール・ハースマン

恋愛ドラマというのは、
当然、身分差だったり、
ライバルの登場であったり、
戦争などで引き裂かれたり、
という障害が無ければドラマにはならないのだが、
この作品ではそれが、
歳を取らないで100年間生き続け、
そうであることを隠し続けなければならない、
という事。





永遠に美貌を保っていられるなんて羨ましいじゃないか、とか、
いや29歳ではなく19歳だったらもっと良かったのに、
とか思ってはいけない。

娘はお婆さんになり、愛犬は亡くなり、
愛する人とも別れなければならない。
また、歳を取らないことがバレてしまえば、
モルモットにされてしまうかもしれない。

従って、どれだけ永遠に若く美しくても、
語学が堪能で知識が豊富になっても、そ
れは不幸なことなのだ。

ただ、それは良いとしても、
どうしてもひっかかってしまうのは、
恋の相手がイケメンで芸術家肌でお金持ち、
という部分。

もともとファンタジーだが、
それでいきなり少女漫画かよくある韓国恋愛ドラマになってしまう。
もちろん、それが悪いというわけではない。

バレそうになってヒヤヒヤとか、
コメディ路線にしなかったのは評価できるし、
ブレイク・ライヴリーの美しさは素晴らしい。

ただ、個人的には、
若いイケメンのお金持ちと結ばれるよりは、
昔に恋したおじいさん(おじさん)と結ばれてほしかったし、
普通に戻らないほうが良かったかなと。

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