2018年2月4日日曜日

デジャヴ 2006 アメリカ

監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン ポーラ・パットン

おそらく最初はこう。
犯人(オースタッド)が爆弾で船を爆破。
ATF捜査官であるダグが捜査。
同じくATF捜査官でありタグの相棒であるラリーが、
爆発に巻き込まれて死んだことを知る。
ダグがタイムウインドウによる捜査に加わる。
ダグは爆発を予告するメッセージを紙に書いて過去の自分に送れば、
爆発を阻止できる、ラリーを救える、と考える。
しかし、メッセージを読んだのは過去のダグではなく過去のラリーとなってしまい、
一人で犯人(オースタッド)を捕まえに行ったラリーは殺されてしまう。





更には、それで過去の展開を変えてしまったことにより、
殺されずに済んだはずのクレアという女性まで殺されてしまうことになる。
そして、ラリーは救えない運命にあるとしても、
クレアという女性は救いたいと考えたダグは自分が過去へ行き、
そこでクレアを好きになってしまうが、
結局はクレアを救えずダグ自身も殺されて(あるいは死亡して)しまう。

で、その後はこの展開がループする。
何度ループしたのかは不明。
そして、理論的には、同じダグが何度もループしているのではないので、
何度もループしてそこで起きた事というのはタグは絶対に知らないはずなのだが、
なぜかそれがデジャヴとなってダグは感じられるようになっていく。

そして、そこまで至ってから、
クレアを救える展開となったレーンを描いたのが本編。

但し、クレアを救う事はできたとしても、
同じ時間軸に同一人物が存在する事はできないから・・・、というのが結末。

おそらくダグはそのことを何となくわかっていたとは思うが、
クレアが殺されてしまうレーンを作ってしまったのはダグであるし、
また、救われたクレアには救いに来たダグの事が記憶として残るので、
そのレーンにいるダグとは結ばれるだろう、という予測は働く。

もう1つ。犯人のオースタッドだが、
オースタッドもダグと同じようにデジャヴを感じていたのではないか、
あるいは、ループが繰り返されて、
爆破が防がれて自分が死ぬレーンが生まれる事を知っていたのではないか、
と思わせるような節がある。

オースタッドが捕まるレーンでのダグとの取調室の会話では、
「運命を止めようとすれば、かえって引き金になる」や、
「(クレアのことについて)お前も知っているだろう」、
というオースタッドのセリフがあったり、
ダグが取調室を出て行った後にオースタッドが涙を流したり、
というシーンにその可能性を思わせる。

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